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療育において「運動療育」を主軸におく3つの理由

私たちの展開する放課後等デイサービスの教室では、
運動療育を療育の主軸として提供しています。

様々な療育方法がある中でなぜ運動なのかというと、
運動が私たち人間にもたらす効果はとても多く、
子ども達の成長発達においても欠かすことのできないものだからです。

今回の記事では、運動療育に主軸を置く3つの理由を詳しく紹介します。

①動きをやめると弊害が生じる

まず1つ目に、私たち人間も動物です。

つまり”動く物”なので、動くことをやめてしまうと
どうしても様々なところで弊害が起きてしまいます。

体力や筋力が低下して日常生活に支障をきたしたり、
うつなど精神疾患になりやすくなるということもわかっています。

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②認知機能を高める効果がある

2つ目は、認知機能を高める効果があることです。
中強度程度の運動をすると、脳の情報処理速度が上がります。

これは子どもでも大人でも高齢者同じなので、高齢者では認知症の
予防になり、子どもでは集中力や記憶力を高めることができます。

また、運動には脳の活性を高めるだけでなく適度にするという
効果もあり、これはADHDの特性を持つ子ども達にとって有効です。

なぜかというと、ADHDの子の脳を測ってみると平常時でも
常に活動が高い状態です。

それによって「じっとしていられない」「落ち着きがない」
といった多動の状態が現れています。

これは本人の意思というより、動きたくなくても
頭が勝手に動いているので体も動いてしまうというような状態です。

活発化した脳の状態を適度な活性状態に鎮めてくれるという効果も、
運動にはあるのです。

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③コミュニケーション量を増やす

3つ目は、コミュニケーション量を増やすことです。

私たちの活動量と会話の量は、比例しています。
普段何気なく行っている会話は、実はとても高度な作業です。

相手の言葉に対して即座に返事をするために、言葉だけでなく
相手の表情や声のトーン、前後の脈絡など多くの情報から、
瞬時に的確な返答を導きだし答えることはとても頭を使います。

脳は使えば使うほど発達してくれるので、そういう機会を増やして
あげることが大事です。

運動療育は繰り返すことが重要

他にも運動による良い効果はたくさんありますが、
こうした効果を十分に得ていくためには
どんなジャンルであっても「繰り返す」ということが
必要になってきます。

楽しめる活動を繰り返すことが欠かせない

運動も勉強も療育も、趣味や遊びでも同じだと思いますが、
何かを身に付けるということは、ある意味「記憶」といえます。

そして、記憶を定着させる一つの大きな要素が「繰り返すこと」
になるので、何度も取り組めるということが
とても大事なポイントになってくるのです。

ですが、繰り返す行うためには何でも良いわけではありません。
特に発達障害がある子ども達では、興味の持てない活動には
取り組みにくいという特性があることも多いので、
興味を引く内容と楽しめる活動にすることが
継続して何かに取り組み、確実に力をつけていくために
欠かせない要素になります。

運動遊びの有効性

子ども達が力を付けていくための入り口として
こどもプラスの教室では「運動あそび」を用いています。

楽しく取り組める運動あそびに子どもの育てたい力や課題を
プラスしていくことで、効果的に発達を促していきます。

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達成感を味わうために運動が最適

発達障害を持つ子ども達にはできないことや苦手なことが
どうしても多くあります。

成長するための鍵は自己肯定感

もちろん全てのことをできるようになる必要はありませんし、
みんなと同じことが同じようにできる必要もありません。

ただ、できないことがあった時に、できるようになりたいと
チャレンジしてみたり、自分なりのやり方や別の方法を考えてみたり
など、前向きな姿勢はとても大事です。

そのためには、今までの成功した体験や達成感を感じた経験、
そしてそこから培われた自信が、土台としてあることが必要です。

つまり、自信や自己肯定感が子ども達が成長していくためには
欠かせないということになります。

私たちが運動を用いているもう一つの理由に、
運動は「できる」「できない」が目に見えてわかるので
できた時の満足感や達成感が感じやすいことと、
できなくてもそこまでの過程や頑張った姿勢、良くなった部分などいくらでも褒めてあげることができるということです。

発達段階に合わせた運動療育プログラム

さらに、スモールステップで段階分けをしていて
1人ひとりの発達段階に合わせて調整ができるようになっているので、
失敗経験を減らして、成功体験が積みやすくなっています。

子ども達が社会の中で生きていく上で必要になる多くの力、
スキルを確実に身に付け、スムーズで自立した生活が送れること、
そして自分の持っている能力を発揮しながら
豊かな人生を送っていけるように、精いっぱいサポートを
していければと思っています。

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