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注目される運動療育!療育の軸としての柳沢運動プログラム


こどもプラスが2016年に放課後等デイサービスに参入したころ、運動療育は主要な療育ではありませんでした。まだ療育方法や効果が十分に認知されておらず、指定権者から代表がヒアリングを受けたほどです。

現在は運動療育を軸に据える施設も多数見受けられます。運動療育には高い効果があり、保護者のニーズを満たせるためです。

厚生労働省の「令和2年度障害者総合福祉推進事業 障害者支援のあり方に関する調査研究」(注1)を参照すると、障がい者通所支援事業所における保護者の利用ニーズは、高い順に次のとおりです。(複数回答可)

①感性向上等:77.9%
②社会性獲得等:72.0%
③集団活動訓練等:61.9%
④身体機能向上:58.0%

放課後等デイサービスでの運動療法は、④を中心に②や③をカバーします。こどもプラスの「柳沢運動プログラム」は、さらに①にも良い効果をおよぼし、保護者が教室に期待する上位要素をすべて満たせます。

今回はこの高い療育効果をもたらす「柳沢運動プログラム」について掘り下げていきます。同プログラムは、脳科学に基づき、確実に子ども達一人ひとりの発育を促進します。その歴史や効果、提供する姿勢や実践例を知っていただくことで、プログラムの有効性を理解していただけます。同時に、こどもプラスが、放課後等デイサービス(以下、放デイ)の中でも利用者や保護者の皆様から厚く支持される理由も実感できます。

1. 運動療育が軸となる理由


こどもプラスが導入している「柳沢運動プログラム」には以下の高い療育効果があります。

「柳沢運動プログラム」の特色は、脳科学の学術的裏付けがある運動療育という点です。現在、運動療育は一般的に使われていますが、私たちが提唱し始めた言葉であり、治療・教育の方法です。多くの放課後等デイサービスが、さまざまな運動療育をホームページやSNSで謳っていますが、私たちが創出した方法であり、脳科学をベースにしたプログラムも、こどもプラス独自のものです。

当社の代表・柳沢弘樹は、体育科学の博士号を保有し、身体活動と脳機能の結びつきを長年研究しています。その研究結果を反映したプログラムには、高い効果が認められ、日本全国の教育委員会や保育園、一般企業で多数取り入れられてきました。(詳細は後述)

こどもプラスはこの実績あるプログラムを軸に、総合的な療育を提供しています。

ここでは柳沢運動プログラムの効果の詳細と、「総合型放デイ」としての役割についてお話しします。

1. これからのこどもプラスは総合型放デイとして専門的な療育を提供していきます


柳沢運動プログラムの認知度が高いため、こどもプラスの教室は運動だけを提供していると誤解されがちです。私たちは運動療育を軸に据えつつ、一人ひとりのニーズに対応する以下の療育を提供する総合型の放デイです。

● 学習支援
● 言語聴覚療法
● ビジョントレーニング
● プログラミング
● ロボットプログラミング
● SST(ソーシャルスキルトレーニング)など

運動療育をきっかけに集まる児童が増えるほど、多様なニーズへの対応が迫られます。運動療育がメインであっても、保護者からは言語指導やビジョントレーニングなどへの対応も要望されます。子ども達が抱える困りごとはさまざまで、できる限りの療育を期待されるのです。

放デイで提供する療育には、専門的な職員が必要なものもあります。言語聴覚療法には言語聴覚士が、プログラミングにはパソコンに精通した職員が必要です。しかし、有資格者や専門人材を確保するのは難しく、業界全体で人手が足りていません。

こどもプラスではこれらの問題の解決に、VR技術やオンラインシステムを利用しています。グループ会社のRYD株式会社が開発・提供しているものです。VRによる臨場感のあるSSTや、専門技術を持った職員によるオンラインでの言語聴覚療法を提供できます。

また、職員向けの育成プログラムも充実しています。言語聴覚療法に対応するための「ことばの療育資格講座」が一例です。職員のスキルアップにより、直接指導できる範囲が広がります。

2. 動と静の組み合わせでストレス発散と集中力が上がる

運動療育はほかの療育にも良い影響をおよぼし、療育全体の効果を上げます。また、学校で子ども達が抱えるストレスを発散させる役割を果たし、保護者の負担を軽減します。

静的活動との組み合わせで効果がアップ


教室では運動療育の後に安静を設け、プリント学習や学校課題などの静的活動を行っています。筑波大学の研究グループが発表した論文(注2)によれば、運動で覚醒した後に学習を行うことで、集中力と記憶力が増すことが明らかになっています。眠いときに勉強をしても頭に入ってこないように、脳の覚醒は学習の上で大切な要素です。
集中力の高まりはあらゆる静的活動に有効です。絵画や音楽などの芸術活動はもちろん、プログラミングやSSTにも効果があります。

運動環境を提供しストレスを家庭に持ち込ませない


こどもプラスで提供するのは一人ひとりにあわせた「運動遊び」(詳細は後述)です。あくまでも「遊び」として取り組むため、子ども達は楽しみ、ストレスを発散させられます。教室から帰った子ども達は、学校でのストレスを家に持ち込まないため、「余裕を持った育児ができる」と保護者から感謝の声をいただきます。運動療育は保護者の負担軽減にもつながるのです。
ほかにも保護者の皆様から支持される工夫や取り組みを行っています。詳しくはこちらをご覧ください。

3. 運動療育+αが注目される理由


こどもプラスは運動専門ではなく、総合型の放デイです。個々の特性にあわせたきめ細やかな療育が可能なことと、「一箇所ですべてをまかなえる」ことが理由です。

教室で運動療育しか行わない場合、勉強は塾に、芸術活動はピアノ教室や絵画教室に、プログラミングは専用のスクールに任せることになります。一般の教室には児童福祉の専門家が配置されていることは少ないため、障がいを持つ子どもの個性に対応できません。

放デイに療育の幅があれば、すべてを任せられます。児童の利用日数が増え、運営上もプラスになります。こどもプラスはVR技術やオンラインシステムを保有しているため、幅広い療育が可能なのです。とくにVRを使ったSSTは、中高生向けのカリキュラムとして大きな売りになります。

現在、放デイの多くは小学生を対象としており、中高生の利用は多くありません。厚生労働省の「放課後等デイサービスの実態把握及び質に関する調査研究報告書」(令和2年3月 みずほ情報総研株式会社 注3)によると、令和元年6月の1ヶ月間における放デイの実利用者数平均値は、小学生の18.34人に対し、中学生5.15人、高校生4.20人しかいません。中高生をあわせても、小学生の半分しか集客できていないのです。

放デイの数は増えていても、中高生の利用は進んでいません。中高生を集客できるコンテンツを保有している事業所は、それだけで武器になります。過熱している小学生向けの市場を回避し、数ある放デイの教室で突出できる可能性が高いためです。

こどもプラスのSSTは中高生向けの就業・自立支援の大きな力になります。職業体験や通勤の練習は、VRだからこそ可能です。子ども達はSSTで楽しみながら学びます。就業支援までの一貫した指導ができるのは、総合的な放デイの特徴です。

2. 柳沢運動プログラムについて


「柳沢運動プログラム」の優位性は、脳科学に裏付けられている点、柳沢自身が研究者として日々研究を重ねている点にあります。一人ひとりの個性にあわせたプログラムをとおし、子ども達は成功体験を積み重ねます。

ここでは柳沢運動プログラムの歴史と概要、子ども達におよぼす影響について詳しくお話しします。「柳沢運動プログラム」の優位性は、脳科学に裏付けられている点、柳沢自身が研究者として日々研究を重ねている点にあります。一人ひとりの個性にあわせたプログラムをとおし、子ども達は成功体験を積み重ねます。

ここでは柳沢運動プログラムの歴史と概要、子ども達におよぼす影響について詳しくお話しします。

1. 柳沢運動プログラムの歴史


柳沢運動プログラムは、松本短期大学の柳沢秋孝教授によって考案されたプログラムです。柳沢教授は幼児期の子どもを対象にした運動遊びの研究に着手し、研究歴は約40年におよびます。研究を進めるうち、運動遊びが脳の前頭前野に好影響を与えることを実証しました。脳科学による裏付けをとりながら、子どもの成長に有効なプログラムをつくり上げたのです。

当社代表の柳沢弘樹は筑波大学大学院の人間総合科学研究科で博士課程を修了し、身体活動と脳機能について研究を続けている学者です。プログラムは柳沢によりさまざまなアレンジが加えられ、より効果的なものへと進化を続けています。

その高い効果は徐々に世間に浸透し、長野県教育委員会、兵庫県豊岡市教育委員会、東京都大田区教育委員会など全国各地の教育委員会、保育園や学校でも採用されてきました。また一般企業にも認知され、ベネッセやポピーなどの名だたるブランドでも利用されています。40年以上の歴史がある柳沢運動プログラムを受け継ぎながら、アップデートをしていくことで、多くの人々に独自の療育をお届けし、お役立てができることを喜びに感じています。

こどもプラスが展開する直営店・フランチャイズ加盟店では、柳沢運動プログラムを軸に多様な療育を提供しています。利用者および保護者の皆様にも、その高い効果を実感して頂き、190以上の教室(直営店・フランチャイズ加盟店)へと全国に展開中です。

ただ利益を上げるだけでなく、周りの人たちや地元への社会貢献をしたい経営者の方であれば、このプログラムを提供することで、価値のある事業を構築できます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

▶なぜ放デイは世の中に必要とされるのか?社会貢献ビジネスとしての魅力

2. 脳と運動の関係性


運動遊びが脳に与える良い影響については、柳沢が論文「幼児期の運動支援が前頭前野の発達に及ぼす影響〜柳沢運動プログラムの実践を通して〜」(注4)で明らかにしています。幼児期に体全体の筋肉を使う全身運動を行うことで、全身の筋肉が巧みに動き、脳へ多くの情報が入力されて前頭前野が活性化されるのです。また仲間とのふれあいにより、抑制や興奮をコントロールする機会が増え、さらに前頭前野の機能が向上します。

前頭前野は脳の中で最も発達した部位で、ワーキングメモリ、反応抑制、行動の切り替え、プラニング、推論などの認知と実行を司っています。その反面成熟は遅い特徴があります。(脳科学辞典「前頭前野」を参照 注5)運動遊びにより活性化させ成熟を促進することで、機能が有効に働くようになります。

運動遊びは発達障がい児に対しても有効です。発達障がいは前頭葉の機能障害であることが近年明らかにされました。(参考:青柳閣郎、保坂裕美、相原正男「前頭葉の発達とその障害」 注6)

私たちは前頭前野に良い影響を与える運動遊びが、発達障がい児の機能障害にも有効なのではないかと考え、ADHDの子ども達を対象に実験を行いました。その結果、健常児と同様の効果が実証できました。(FC向けパンフレット「最新の脳科学で裏付けられた柳沢プログラム!」参照)

このことから、運動遊びは放デイを利用するすべての子どもに有効だと言えます。

3. 子ども達が楽しい!と感じる魔法のプログラム


私たちが運動遊びを提供する際に大切にしていることは、子ども達に成功体験を与えることです。技術習得の可否ではなく、頑張って成功させる過程を大切にします。楽しむことを第一に考えるため、運動ではなく運動「遊び」なのです。

楽しむためには、一人ひとりに対し無理のない内容でなければなりません。失敗の繰り返しで嫌になってしまったら、そこで終わりです。こどもプラスには、運動遊びと子どもの成長に深い知識を有する「運動保育士」「運動療育支援員」が多数在籍し、全国の教室へ研修に回っています。個性にあった形にプログラムをアレンジし、効果的に提供する方法を現場職員にアドバイスします。これにより、子ども達は、できなかったことを少しずつできるようになっていき、毎日の家庭や学校生活で快適に過ごせるよう変化するのです。例えば、腕の使い方や回転の仕方などを少しずつマスターした結果、いつの間にか逆上がりができている、などの例があります。そのため柳沢運動プログラムは「魔法のプログラム」と呼ばれます。

3. 運動遊びの詳細


私たちは柳沢運動プログラムを、子どもの発達段階や心の状態に応じて、さまざまにアレンジを加えながら提供しています。失敗も友達と一緒に楽しめるように留意し、安全第一で療育を行います。ここでは柳沢運動プログラムの具体的内容、実践例、職員が大切にしている理念についてお話しします。

1. 養うことができる3つの力

私たちが行う運動遊びでは、日常あまりしない動きをします。それによって「支持力」「跳躍力」「懸垂力」の3つの力を養います。このどれかが不足すると、きちんと座れない、ものにぶつかりやすいなどの問題が起こります。

一般の運動教室では跳び箱や縄跳び、逆上がりをできるまで指導します。しかし、年齢的に無理なことも多く、強制することで安全上の不安も生じます。何より、失敗を繰り返せば子ども達の心が折れてしまいます。

2. 放デイでの実践例

以下が、私たちが教室で行う指導の例です。どれも不思議な内容に感じるかもしれませんが、3つの力を養うための初歩です。

● 蜘蛛の巣に引っかからないようにクマさんが歩く「クマさん歩き」
● 両足を揃えジャンプする「カンガルーさん」
● 両腕で身体を引き寄せながら移動する「ワニさん」


目標は以下のとおりです。

● 「クマさん歩き」→跳び箱を目標に「支持力」の強化
● 「カンガルーさん」→縄跳びを目標に「跳躍力」の強化
● 「ワニさん」→逆上がりを目標に「懸垂力」の強化
(FC向けパンフレット「最新の脳科学で裏付けられた柳沢プログラム!」参照)


私たちは今できることから一歩ずつステップアップする指導を「遊びながら」行います。着実に成功体験を積み重ね、目標に到達するよう指導します。楽しければ子ども達は進んで取り組み、自分の力で成功を収められます。

3. こどもプラスの先生が運動において大切にしていること

運動療育の最終的な目標は、「すべての子どもに運動を好きになってもらうこと」です。そのために、以下のことに留意します。

● 楽しみながら実践すること
● 弱い部分を発見し、そこを育てること
● 一人ひとりの状態にあった指導であること


私たちの教室では難しいことを押し付けて、ただやらせるようなことはしません。遊びを通して成功体験を積み重ね、順を追って繰り返し取り組めるような、子ども主体の療育を心がけています。

例えば懸垂力を強化する場合、逆上がりをいきなり練習させるのはご法度です。その子の弱い部分を見つけ出すことに注力します。腕を引きつける力が弱いのであれば、ぶら下がる遊びからスタートします。苦手な部分を少しずつ補強し、「できた」体験を積み重ね、最終的に逆上がりができるようになればよいのです。

少しでも進歩した点があれば、それを積極的に褒めます。頑張りが評価されれば、子ども達はやる気になり、進んで運動に取り組むようになります。私たちの療育は、まず子どもの個性に寄り添うことからスタートします。

最後に

運動療育が注目される理由は、その高い療育効果にあります。中でもこどもプラスが導入する「柳沢運動プログラム」は、40年以上にわたる脳科学の研究によって裏付けられています。全国の教育委員会や保育園だけでなく、ベネッセやポピーなど一般企業の名だたるブランドで採用された信頼と実績を誇ります。その特色は以下のとおりです。

● 前頭葉を活性化し、集中力や記憶力を向上させる
● 実証された発達障がい児への効果
● 集中力のアップで学習や芸術など静的活動に良い影響を与える
● 学校のストレスを家に帰る前に発散でき、育児支援に結びつく


柳沢運動プログラムを中心に据えることで、ほかの療育もより効果的なものに変化します。こどもプラスはその長所を活かし、総合型放デイとして学習指導や言語聴覚療法、ビジョントレーニング、SST、プログラミングなどさまざまなプログラムを提供しています。

こどもプラスは、柳沢運動プログラムを提供する先生の質も強みです。子どもの心と身体の発達や、発達障がいに対する深い知識を有する「運動保育士」「運動療育支援員」が各教室を回り、プログラムを適切に運用できるようアドバイスしています。遊びの中で楽しみながら足りない能力を伸ばし、子ども達は「できた!」という成功体験を積み重ね大きな自信をつけていきます。

このように個性に寄り添う先生たちの努力が実り、こどもプラスは現在190もの加盟店を展開し成功を収めています。この素晴らしいプログラムを活用し、楽しみながら子ども達の能力を伸ばしてみませんか?

放デイへの参入を考えている方はもちろん、運動療育や柳沢運動プログラムに興味がある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

注1)厚生労働省 「令和2年度障害者総合福祉推進事業 障害者支援のあり方に関する調査研究 ー放課後等デイサービスの在り方ー 事業報告書」https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000797294.pdf 2022年4月9日

注2)Kazuya Suwabe, Kazuki Hyodo, Kyeongho Byun, Genta Ochi, Michael A. Yassa, and Hideaki Soya 「Acute Moderate Exercise Improves Mnemonic Discrimination in Young Adults」https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5927776/ 2022年3月4日

注3)厚生労働省 「放課後等デイサービスの実態把握及び質に関する調査研究報告書」 令和2年3月 みずほ情報総研株式会社https://www.mizuho-ir.co.jp/case/research/pdf/r01shogai2019_04.pdf 2022年4月14日

注4)柳沢弘樹 「幼児期の運動支援が前頭前野の発達に及ぼす影響〜柳沢運動プログラムの実践を通して〜」https://www.blog.crn.or.jp/report/02/66.html 2022年4月10日

注5)脳科学辞典 「前頭前野」https://bsd.neuroinf.jp/wiki/前頭前野 2022年4月10日

注6)青柳閣郎、保坂裕美、相原正男 「前頭葉の発達とその障害」https://www.jstage.jst.go.jp/article/ninchishinkeikagaku/16/1/16_49/_pdf/-char/ja 2022年4月11日

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