赤ちゃんが大きな音を嫌がる場合、発達障害が隠れているかも しれません。
発達障害の赤ちゃんによく見られる症状として、大きな音を嫌がるということ
があります。
あとは、ざわざわした音も苦手です。
これは、通常私たちが無意識にやっている、音を選んで大きさを調節して聞くということができないためです。
駅のようないろいろな音が聞こえる場所でも、周りの音を小さくして、特定の声
だけを大きくして聞くことができないので、すべて同じ大きさで聞こえてしま
います。なので、不快でしかなく、泣くのです。
こういった状態は聴覚過敏や感覚過敏と呼ばれます。
- 救急車やパトカーなどの音をすぐに察知する
- 飲食店やスーパーの店内の騒音を嫌う
- 赤ちゃんの泣き声や犬の鳴き声に反応する
- 雷が轟く大きな音を嫌う
- 冷蔵庫・ドライヤーの電子機器の音が苦手である
などの困りごとが日常生活で起こりやすくなります。
聴覚過敏の原因は、耳の機能の異常などいくつかありますが、その代表格が発達障害によるものです。発達障害の特性を子どもが持っている場合、生まれつき脳機能に障害があるために感覚が過敏になる傾向があります。さらに、脳機能の障害を治すことはできません。
赤ちゃんの頃はただ敏感な子なのかなと思っていても、発達障害がある場合は
このような症状が成長するにつれて目立つようになってきます。
薬で治すことも難しいので、症状を軽減させてあげるために療育を始めましょ
う。私たちはこの療育として、放課後等デイサービスで独自の運動プログラムを
取り入れています。子どもたちが自ら楽しんで行え、脳機能も確実にアップする
ものなので全国にどんどん広がっています。