運動で脳機能を向上させ療育の効果をより高めます。 放課後等デイサービスのフランチャイズ
私たちが日常生活の中で行っている会話や読み書き、
運動、学習など多くの活動をスムーズに行うために
深く関わっている能力の一つに「ワーキングメモリ」という
能力があります。
ワーキングメモリは、作業や動作に必要な情報を一時的に
記憶しながら処理する能力で、「作業記憶」とも
呼ばれています。
このワーキングメモリの働きによって、私たちは入ってきた
情報を一旦脳にメモしておき、どの情報から対処すれば
良いのかを整理して、不要な情報を削除するということが
瞬時に判断できます。
ワーキングメモリの大きさは人によって違いがあり、
容量が小さいと情報がうまく処理できなかったり
大事な情報がこぼれ落ちてしまったりします。
発達障害がある子ども達は、ワーキングメモリが小さい傾向に
あると言われていて、発達障害の特性とも相まって様々な
困り事につながっています。
ワーキングメモリが弱いことで起こる困り事としては、
まず”記憶が苦手”な場合、入ってくる情報を脳内に保存しておく
ことが苦手なので大事なことでも忘れやすくなり、
先生の指示が抜けたり、忘れ物が多くなったりします。
また、文章を読む時読んだ内容を覚えていられないので
内容を理解するのに時間がかかったり、
文章を書く時にも頭に浮かんだ内容を忘れてしまうので
なかなか書けないというように、学習面での困り事も
多く起こってきます。
次に”整理が苦手”な場合、入ってくる情報の中のどれが
重要でどれが必要ないものなのかがわからず混乱してしまいます。
そのため、会話の受け答えがちぐはぐになったりするので
友人関係などで支障が出たりします。
そして”記憶の削除が苦手”な場合は、新しい情報を
取り入れにくいため、行動を切り替えるのが苦手になります。
また、前の会話が終わっているのにまだ話し続けてしまったり、
連続的に会話のやりとりをするのが苦手だったりします。
こうした日々の困り事に対して、1つ1つしっかりと対応して
あげることで本人の辛さを減らしていくことが必要です。
なぜ苦手なのか、どうしたらやりやすくなるのかを正確に把握し、
その子に合った療育方法でサポートしていくことが求められます。
また、ワーキングメモリの機能自体を改善する方法として
現在効果が確証されているものはまだありませんが、
ワーキングメモリは脳の前頭前野の機能なので、
そこの活性を高める効果がある「運動」が良いと言われています。
関連記事:発達障害の有無に関わらず、脳の前頭葉を鍛えることは大切です。
私たちの放課後等デイサービスの教室では、運動療育を
メインに提供していますが、用いている運動プログラムは
脳科学に基づいて作った独自のプログラムです。
療育活動の詳しい内容は「注目される運動療育!療育の軸としての柳沢運動プログラム」でご紹介しています。
運動といっても、子どもにとっては楽しい運動あそびの動きです。
そしてその効果は、定型発達児にも発達障害児にも見られることが
わかっているので、私たちが展開する教室だけでなく
全国の多くの自治体や教育委員会などでも取り入れられています。
運動によって健康な体作りをしながら脳機能を向上させること、
そして子ども達が取り組みやすい遊びの要素と興味をひく工夫で、
1人1人の課題や発達段階に合わせた調整もしやすいので
効率の良い療育活動を提供することができます。
私たちの放課後等デイサービスの教室は全国にフランチャイズ
展開しています。
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