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発達障害の有無に関わらず、脳の前頭葉を鍛えることは大切です。 放課後等デイサービスのフランチャイズ

ADHDやASDなど発達障害の有無に関わらず、脳の前頭葉を鍛えることは大切です。

前頭葉を活性化することは、育児において力を入れたいポイントです。

前頭葉を鍛えると日常生活レベルが上がる

脳の最高司令部と言われる前頭葉は、

  • 考える
  • 判断して実行する
  • 我慢する
  • 人の気持ちを感じ取る

などの、人が生きていく上でとても重要な役割を担っています。

ADHDで前頭葉・前頭前野を鍛える必要性

とくにADHDの子どもは、前頭葉でも、その前方にある前頭前野の背外側部という領域の活動に違いがあると考えられています。

また、ミラーニューロンという神経伝達回路がうまく働いていないという研究もありますが原因は特定できているわけではありません。

前頭葉・前頭前野の機能が低下すると、日常生活でも支障が出てきます。

子ども達の日常生活で起こりうる問題はこちらの記事をご覧ください。

前頭葉の働きに弱さがあるADHD。運動療育が効果的です。

問題行動を解決するためにも、前頭葉・前頭前野を鍛える必要性があります。

前頭葉の発達は10代がピーク

発達障害の有無に関わらず前頭葉を鍛えることは必要なことです。前頭葉は小学生くらいから発達しはじめ、10歳前半でピークを迎えます。

この期間に前頭葉をうまく鍛えることで記憶力や集中力、判断力、注意力などをつけられるようになります。

知的能力を育むなら小学生以降の習い事・勉強が大切

早期教育に興味を持つママやパパは多くいますが、子どもの前頭葉をしっかりと発達させたいなら思春期まで習い事や勉強を続けてもらうことが重要です。

幼少期に発達するのは後頭葉や頭頂葉など、前頭葉とはまた違った働きをする場所です。知的能力を育むのであれば、小学生以降でなにをするのかが左右します。

発達障害からくる問題の解消には、前頭葉の活性化が欠かせない

発達障害の原因は、ひと昔前までは両親の愛情不足や誤ったしつけ方や療育に問題があるからと考えられていました。しかし、どちらの見解も正しくはありません。

発達障害とは、発達障害者支援法において「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」と定義されています。

(引用:5.発達障害について|文部科学省

脳機能のなかでも、とくに発達に偏りが見られる前頭葉の働きを活性化できれば、日常生活のレベルを上げ、気になる症状が改善される可能性があります。

前頭葉・前頭前野を効率的に鍛える方法

前頭葉・前頭前野はどのようにして鍛えられるでしょうか。

一般的には、運動や図画工作などの創造的な活動、脳トレのゲームやアプリ、バランスのとれた食事、良質な睡眠などが良い方法として挙げられます。

ADHDをはじめ発達障害の子どもが前頭葉・前頭前野を鍛えるには、運動がおすすめです。

運動遊びの有効性

とくに楽しく体を動かせる運動遊びは、脳に刺激を与え、その機能を高めると期待されています。運動遊びとは、体を使った遊びのことです。鉄棒や縄跳び、ジャンプ、鬼ごっこなどが挙げられます。

私たちの研究でも、運動遊びが前頭前野(前頭前野背外側部の活動が促進)を活性化させて集中力を向上させることを明らかにしました。

(参照:運動遊びは心も脳も育てる – 豊岡市|柳澤弘樹 Ph.D

ただし、運動をすれば必ず子どもの認知機能が上がるわけではありません。ほかの方法も同様です。無理やりさせてしまうと、ストレスを与えて逆効果になるリスクがあります。

大前提として、子どもが意欲的に、楽しく参加できるものでなくてはなりません。さらに楽しい運動遊びを短期間ではなく、繰り返していくことで効果が現れやすくなります。

静と動の組み合わせがポイント

効率的に脳機能を向上させられるのが、静と動の組み合わせです。例えば、体を動かした後で、お絵かきや本の読み聞かせをすると、精神的に安定して集中して取り組めるようになります。とくに午前中に運動をすると、自律神経の調整にも効果的です。

脳機能を向上させるために何をするかは大切ですが、それ以上に、どうやって取り組むかという点を意識してみましょう。

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☑療育では「運動療育」と「学習支援」の組み合わせが効果的

脳科学に基づいた専門的な指導をする放デイ『こどもプラス』

私たちの放課後等デイサービス「こどもプラス」のフランチャイズ教室では
運動療育や学習サポートなどを行っていますが、
脳機能について専門の知識を持った職員が指導をしています。

ただ体を動かすだけではなく、脳の働きを活性化させながら
楽しく効果的に療育活動ができるようになっています。

こどもプラスのInstagramで、運動療育の実例を紹介しています。動画付きでわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

教室で行っている運動の内容は、簡単な運動あそびなので、運動が苦手なお子さんでも
遊び感覚で取り組むことができます。

そして遊んでいくうちにできることが1つずつ増えていき、
体を動かすことをどんどん好きになってくれます。

子ども達が日々成長する様子を保護者の方と一緒に喜びながら、
子ども達の未来のために支援をしていきたいと、私たちは思っています。

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