診断が難しい自閉症スペクトラムとADHDですが、診断名にとらわれないことが大切です。 放課後等デイサービスのフランチャイズ
自閉症スペクトラム(ASD)と注意欠如/多動性障害(ADHD)は、
医学上の定義は分かれていますが、専門家でも判断が難しい発達障害です。
自閉症スペクトラムでの特徴は、「空気が読めない」「コミュニケーションの困難さ」
「強いこだわり」といった3つに集約されます。
ADHDの特徴は、「不注意」「多動性」「衝動性」の3つなので、
両者は大きく異なるように思えるのですが、現実はなかなか判断が難しいのです。
例えば、その行動が「空気を読んでいない(ASD)」せいなのか、
「衝動的にやっている(ADHD)」のかということや、
1つの作業にひたすら取り組む姿が「こだわり行動(ASD)」なのか、
「過度に集中していて切り替えができない(ADHD)」せいなのかといった具合です。
なぜASDとADHDの特徴が似てくるかといえば、どちらも脳の前頭前野という部分が
関わっているためと考えられます。
この前頭前野は、想像、切り替え、集中、段取り、判断といったことを司っているので、
どうしても現れる症状に似通った点が出てきます。
大切なのは診断名ではなく症状を改善していくことなので、専門家に相談し、
長い目で見ながら少しずつ適応力を高めていくことが必要です。
関連記事:前頭葉の働きが弱さがあるADHD|活性化するには運動療育が効果的
私たち「こどもプラス」の放課後等デイサービスで行なう運動療育では、
この前頭前野を活性化させる運動プログラムを子ども達に提供しています。
運動といっても楽しくできる簡単な運動あそびなので、
運動が苦手でも無理なく取り組めるようになっています。
スモールステップで達成感をたくさん感じ、自己肯定感を高めながら活動しています。
関連記事:発達障害と深い関わりがある前頭前野を運動療育で育てていきます。