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睡眠障害は意外と多く発達にも大きく影響します。 放課後等デイサービスのフランチャイズ

睡眠は、私たちの心身の健康においてとても重要なものです。
特に成長期にある子ども達にとっては、心や体、脳の発達に
大きく影響してきます。

一般的に、子どもは産まれてから3歳頃までの間に
睡眠リズムを確立していきます。
産まれたばかりの頃は昼夜関係なく、短い周期で眠ったり起きたりを
繰り返しますが、少しずつ昼間起きている時間が長くなって
夜に集中して眠るようになり、徐々に24時間の生態リズムが
形成されていきます。
そして、3歳頃には大人とほぼ同じ睡眠リズムが出来上がります。

3歳を過ぎても睡眠に何らかの問題がある場合は「睡眠障害」である
可能性があり、早期に何かしらの対処法を考えた方が良いと言われます。
子どもの睡眠障害の症状としては以下のようなものが挙げられます。
・夜中に何度も目を覚ます
・1日中眠そうにしている
・日中不機嫌でイライラしている
・落ち着きがなく衝動的な行動が増える
・よく泣く
・登園や登校をしぶる
・頭痛や腹痛など体調不良をよく訴える
・土日など休日はお昼まで寝ている
・いびきがひどい
・学校の成績の伸びが止まってしまう

また、発達障害をもつ子ども達の多くは睡眠に何らかの問題を
抱えがちで、本人や家族が辛い思いをしているケースが
とても多くあります。
睡眠がうまくとれないのは発達障害の特性によるもので、
例えばASD(自閉症スペクトラム)では、光や音などに対する感覚が
過敏なことから覚醒しやすいこと、過集中になりやすいこと、
睡眠に関係するメラトニン、セロトニンといったホルモンの分泌量が
多すぎたり少なすぎたりすることが関係していると言われています。
ADHDでは、切り替えの苦手さから「眠る」→「起きている」状態の
移行が難しいということ、脳が常にフル回転状態で休めないこと、
そしてやはり、メラトニンやセロトニンといったホルモン量の
異常により睡眠に問題が起きやすいと考えられます。

睡眠による効果は、日中の疲れをとったり、筋肉を作ったり
身長を大きくするというためだけのものではありません。
記憶を定着させたり、肥満の防止、うつの予防など
多くのことに深く関係しています。
特に乳児期から思春期の時期の睡眠は、心身の成長に大きく
影響を与えるので、とても大切です。

症状が軽度であれば、生活リズムの改善や簡単な工夫でも
改善が見込めることもあります。
発達障害のある子ども達は、持っている特性で生活リズムが
乱れやすいということがあるので、食事、運動、睡眠といった
基本的な生活習慣を整えることから始めるのも1つです。

また、睡眠不足によって子どもの集中力や落ち着きがなくなると
不注意や多動、衝動的な行動などADHDに似た症状が現れるようになり、
ADHDだと誤解されてしまうケースもあります。
ということは、問題行動が目立っていた子の睡眠の問題が
なくなると、問題行動が減り生活がスムーズになる場合も
あるということです。

このように、子どもを見る時には目に見えている部分だけを
見て評価するのではなく、その行動の原因や背景にあるものを
正確に見て対応することが大事です。
環境の変化による不安、やり方がわからない、様々な感覚の過敏さ、
誤学習など子どもによっていろいろな原因があり、
一見しただけではわからないものです。
子どもの様子をよく観察し、話しを聞いて、表面的な行動の改善を
しようとするのではなく、原因になっているものを取り除いたり
根本を改善する働きかけが大切です。

適切な対応や関わりをしていけば、子ども達は本来持っている
力を発揮して、良い方向に確実に成長していくことができます。
子ども達のスムーズで安心できる生活は、
周囲の理解と支援にかかっています。

私たちは放課後等デイサービスで発達障害やその特性を持つ
子ども達に療育を行っていますが、
学校や家庭との連携をしっかりと取りながら
1人1人の成長をサポートし、5年後や10年後、その先の姿も
見据えながら長期的な目線で支援を行っています。
子ども達が今の生活を安心して過ごしながら
将来役立つ多くのスキルを身に付け、大きくなった時に
自分の力でしっかりと生きていけるように、
そして豊かな生活が送れるように、1人1人に合った丁寧な
サポートをしていきたいと思っています。

私たちの教室は全国にフランチャイズ展開しています。
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