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インクルーシブ教育が進められている中で大切なこととは。 放課後等デイサービスのフランチャイズ

インクルーシブ教育が日本で導入されてから数年が
経ち、現在もまだ制度改正が進められている最中です。
「インクルーシブ」の意味は”包括的な””包み込む”と
いう意味です。
「すべての子どものための教育」という理念で、
「1人1人丁寧に」「みんなで一緒に学ぶ」を
実現していくために、障害の有無によって子どもが
学ぶ場所を分けられるのではなく、
1人1人の子どもの能力や困難に応じて配慮がされた
環境で行う教育です。
これによって、多様な子ども達が共に学んでいくために
学校の設備や教育の体制が整い、障害の有無に関わらず
学びやすい環境を作っていくことができます。

学校現場では、少しずつ教員の知識が増えてきたことで
心構えや意識の変化や、授業の工夫などがされるように
なってきています。
ですが、子どもごとの能力や困り事、特性に合わせた
サポートを進めていくために、具体的にどのように環境を
整えて、どのような授業をしていけば良いかについては
まだまだ課題があるところです。

では、インクルーシブ教育を行うことによる
メリット・デメリットには、どのようなことが
挙げられるでしょうか。
まず子ども本人のメリットは、今まで受けられなかった
教育や支援が受けられたり、特別支援学校という選択肢
だけでなく、自分が生活する地域の学校に通うことが
できるということがあります。
デメリットは、合理的配慮を受けることで周囲から
特別扱いされていると思われるのではないかという
心理的負担などが挙げられます。
周囲の子のメリットとしては、
障害者の人と接する機会が増えることで
実体験として共生社会の理念の理解ができるということが
あります。
デメリットには、その子への支援に時間がとられることで
授業の進行が遅れることがあるということです。
また、教員の立場では合理的配慮による業務の増加や、
どこまで合理的配慮を行うのかという線引きが難しいなどと
いったことも課題として挙げられます。
デメリットについては、改善のための対応策を考えながら、
少しずつ体制を整えていくことが必要です。

すべての子ども達が通常学級に通えることが絶対ということは
決してないのですが、通常学級に通わせることに
力を入れてしまっているという現状もあるようです。
発達に課題のある子ども達は、自分の努力やがんばりでは
どうにもならない程の困り事があるために
支援が必要なので、無理をして通常学級で過ごすことは
かえって困り感を増やしてしまったり、
元の症状が悪化したりする可能性が出てきてしまいます。
インクルーシブ教育では共に学ぶことが大事と
されていますが、それと同時に1人1人の子どもに応じて
環境を整えてあげることが最も大切なことです。

すべての子ども達が自分に合った環境の中で
自分が持つ最大限の力を発揮していくことができるように、
様々な体制を整えサポートしていかなければいけません。

私たち「こどもプラス」は放課後等デイサービスで、学校以外の場で
子ども達への療育支援を行っています。

療育は、生活の場のどこか1か所だけということではなく、
子ども達の過ごす家庭、学校、そして放課後等デイサービスと
いうすべての流れの中で行っていくことが
より高い効果につながるので、しっかりと連携をとりながら
進めていくことを大事にしています。

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