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発達障害児が問題行動を起こす原因の1つは誤学習

発達障害のあるお子さんを育てている方から、
お子さんの問題行動やお子さんとの関わり方などに
ついてよく相談を受けます。

発達障害児による問題行動の原因は誤学習?

もちろんそれぞれのケースで原因や背景、そして対処法
などは異なりますが、問題行動が起きてしまう原因の
1つに「誤学習」があります。

お子さんが「誤学習」をしてしまっているために問題
行動が起きていたり、スムーズな生活ができなくなって
いるというケースが少なくありません。

誤学習とは

誤学習とは、その時の状況に合わせて行動するのではなく
以前やったらうまくいった経験や、やったことがある経験
だけを元にしてする行動だったり、自分にとって都合が
良いように解釈した誤った学びです。

日常によくある例だと、お店で子どもがおもちゃや
お菓子を買って欲しいと暴れて大声で泣き叫ぶので
買い与えたら、次からも欲しいものがあると暴れて泣き
叫ぶようになってしまったという話です。

この場合は、欲しいものがあったら暴れて泣き叫べば
買ってもらえると誤学習してしまった例です。

発達障害別に見る誤学習の事例

誤学習は障害に関わらず誰にでも起こることなのですが、
発達障害があるお子さんの場合はそれが起こりやすくなるのです。

ASDのケース

例えばASDでは、同じものを見ていても見ている部分が
局所的で全体を把握できていないことが多く、誤った理解を
しやすい特性があります。

また、言葉を文字面だけで捉えてしまうために間違った
解釈をしやすいということもあります。

ADHDのケース

ADHDでは、注意力の持続が難しく気が散りやすいので、
早とちりしたり大事なところを聞き流しやすいことから
誤学習が起こりがちです。

誤学習は、周囲のサポートで適切な対応することが重要

誤学習は、伝える側と受け取る側がお互いに工夫する
ことである程度防ぐことはできるかもしれませんが、
気をつけていても完全に防ぐことはできません。

また、自分で気付いて修正するのは難しいので、誤学習に
気付いたら適切な方法で修正してあげる必要があります。

発達障害によって知覚や認知に特性のある子ども達
では、誤学習以外にも経験が乏しいことからくる未学習や、
一度経験したことはその後もそのやり方でなければ対応
できないというこだわりと呼ばれる状態も、問題行動の
原因になります。

行動はその度に刷り込まれていくので、できるだけ早い
段階で正しい行動に修正していくことが大切になります。
サポートする側がしっかりと適切な対応ができれば、
必ず行動は変えていくことができます。

子ども達がこれから先良好な人間関係を築いたり、
毎日の生活をスムーズに送り充実させながら将来の自
立した生活につなげていけるように、1人1人のニーズに
合った療育で支援・サポートをしていきます。

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