「感覚」の問題も生き辛さに直結しサポートが必要です。 放課後等デイサービスのフランチャイズ
ASD(自閉症スペクトラム)、ADHDなど発達障害のある
子ども達の多くが悩む特性に「感覚過敏」や「感覚鈍麻」という
感覚の問題があります。
感覚には、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚のいわゆる五感と、
身体の傾きやスピード、回転を感じる前庭覚、
身体の位置や動き、力加減を感じる固有覚の
合わせて7つの感覚があります。
これらの感覚が敏感過ぎたり、反対に鈍感過ぎたりすると、
日常生活の中で様々な困り事に直面してしまいます。
まず視覚では
・教室の電気や太陽光がまぶしくて気持ちが悪くなる
・教科書の字が白地に黒字だとコントラストが強くて読めない
聴覚では
・教室のざわつきが異常に大きく聞こえて頭痛や吐き気がする
・時計の音などちょっとした音が気になっていられない
嗅覚では
・柔軟剤や化粧品、食品など周囲の匂いで頭痛や吐き気がする
・自分の匂いに対しては気付きにくい
味覚では
・特定の食品しか食べられない
・味が混ざるのが苦手
触覚では
・他人に触れられるのが極端に苦手
・衣服の素材によって着られない服がある
前庭覚では
・乗り物酔いしやすい
・姿勢が保持しにくい
固有覚では
・よく物を落としたり飲み物をこぼしてしまう
・力加減が苦手
このような症状が他にも人によって様々あり、
生活面や学習面、人間関係の面などで多くの困り事を
抱えてしまいます。
そもそも、同じ刺激でもそれを受け取る感覚(感じ方)は
人によって違うものです。
心地よいと感じる人もいれば、不快に感じる人もいます。
それが極端に敏感だったり鈍感だったりすることで
日常生活に支障をきたしてしまう場合は
とても生きにくくなってしまうので、適切な対応が必要になります。
この時最もやってはいけないことは、その刺激に
「無理やり慣れさせようとすること」です。
感覚過敏に対して、「慣れれば大丈夫」ということは
決してありません。
慣れるどころか毎回パニックを起こしてトラウマになったり、
そこから別の二次的な問題につながってしまうこともあります。
原因になるものを「取り除く」「離す」「遮断する」などして
対応し、感覚統合からのアプローチを行うことも良い方法です。
特に、学校生活は家庭に比べて多くの情報や刺激が入ってくる
場所で、集団生活に合わせようと神経を使う場所でもあります。
それらに一生懸命に対応しようと頑張ることで感覚過敏の症状が
酷くなり、強いストレスを感じてしまうということになりがちです。
強いストレスの元ではパニックを起こしやすくなったり
まともに授業が受けられず、本来身に付けられるはずの力も
身につけることができなくなってしまいます。
また、鈍麻であることも実は危険につながることが多くあります。
自分の感覚に気付きにくいので、
・暑さ寒さがわからない
・空腹を感じない
・疲れを感じない
・痛みに気付きにくい
・周りの音が聞こえない
・視野が狭くなる
ということにつながり、体調を崩したり怪我や事故に遭いやすく
なってしまうのです。
こうした特性を周囲が理解して配慮や環境調整をしてあげること、
そして自分でも対処できるようにしていくことが大切です。
自分の特性をよく知りうまく付き合っていくためには、
やはり自分1人の力では難しいので、療育を受けながら
少しずつ力をつけていくことが必要になります。
私たちの放課後等デイサービスの教室では
運動療育を主軸とし、感覚統合のトレーニングや
ビジョントレーニング、ソーシャルスキルトレーニングなど
様々なものを取り入れ提供しています。
詳しい運動療育の内容は『注目される運動療育!療育の軸としての柳沢運動プログラム』をご覧ください。
子ども達が毎日の生活を安心して送りながら
将来につながる力を確実に身に付けていけるように
支援サポートをしっかりとしていきたいと思っています。
教室は全国にフランチャイズ展開しています。
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