会話が噛み合わない原因はアスペルガー症候群?その特徴と改善法を解説
アスペルガー症候群の特徴の1つに、会話が嚙み合わないことがあります。
「すぐに会話が途切れて続かない」
「雑談ができない」
「会話の内容が相手とあっていない気がする」
コミュニケーションが成立せず、日常生活で悩みを抱えている人は少なくないでしょう。
病気ではないかと疑うこともあるかもしれません。アスペルガー症候群は先天的な脳機能障がいです。会話や雑談がうまくできず、他人とのコミュニケーションに問題を抱えがちです。
本人の努力では対処しきれず、根本的な治療も難しいとされています。しかし特性を知り、適した環境を整えれば、症状が出にくくなります。発達障がいの特性を理解し工夫することで、会話の困難は解決できるのです。
この記事では、アスペルガー症候群の特性を説明し、会話を円滑に進めるコツを、アスペルガー症候群者と、会話相手それぞれのケースでアドバイスします。
当事者は、ご自身の障がいを発見し、コミュニケーションの問題を解決するきっかけになるでしょう。会話相手にとっては、アスペルガー症候群者との適切な付きあい方を学べます。
なお、会話に困難をきたす子ども達に向けた、こどもプラスの支援内容もご紹介します。こどもプラスは、運動療育を専門とする放課後等デイサービスの教室です。
アスペルガー症候群の子ども達も数多く通っており、個別サポートにより改善へと導いてきた実績があります。障がいと向きあい個性を伸ばす事例として、私たちの運動療育も参考にしてください。
1.会話が成り立たない人・噛み合わない人は病気?
会話が成り立たない人・嚙み合わない人の特性は、病気によるものなのでしょうか。
病気の可能性があるとすれば以下のような疾患が考えられます。
- 統合失調症
- アルツハイマー型認知症(Alzheimer型認知症)
- 続発性免疫不全症候群
- 解離性障害
- 軽度認知障害(MCI)
ほかにも脳梗塞や脳出血、くも膜下出血など脳の疾病もありえます。おかしな言動が目立つようであれば、すぐに病院を受診してください。
病気ではないのに会話をうまくこなせない人は、発達障がいの先天的な特質が影響している可能性があります。
会話を上手にできず、学校や仕事、日常生活で人間関係がうまくいかないとお悩みであれば、発達障がいを疑うかもしれません。
まずは知識をつけ、ご自身に当てはまる部分がないか確認しましょう。
1-1.話が噛み合わない、一方的に喋る特徴は大人の発達障がい
発達障がいは先天的な脳機能障がいです。
ものごとの捉え方や行動が独特で、社会生活でしばしば困難にぶつかります。知能やことばの遅れが見られないこともあり、仕事で大きな困難を抱え、初めて気づくこともあります。
会話をはじめとしたコミュニケーションに困難を引き起こすのは、自閉スペクトラム症(以下、ASD)です。
ASDは自閉症、広汎性発達障がい、アスペルガー症候群の総称です。このうち、会話が苦手な大人に多いのがアスペルガー症候群と呼ばれています。
話が噛み合わずに苦労することや、相手を無視して一方的に喋りがちなのが、アスペルガー症候群の特徴と言われています(個人差があります)。
ASDは現代の医学では根本的な治療ができません。そのため、病気と考えるより特性と捉え、生活環境をあわせるのが最善です。ASDと診断されれば、デイケアやソーシャルスキルトレーニングも受けられます。
気になる人は、発達障がい者支援センターや医療機関に相談しましょう。
2.大人の生きづらさの原因になるアスペルガー症候群の特徴
会話の苦手はアスペルガー症候群者の特徴ではありますが、それだけでは障がいを特定できません。本章ではアスペルガー症候群の詳細と、頻繁に直面する困難や、抱えがちな悩みを説明します。
さまざまな特徴を知ることで、ご自身がアスペルガー症候群に当てはまるか、広い目で判断できるようになります。
2-1.アスペルガー症候群とは
アスペルガー症候群は遺伝的な要因による生まれつきの脳機能障がいです。
知能や言語の遅れはないものの、以下の点で自閉症の特徴があります。
- コミュニケーションを取りづらく、良好な人間関係を構築しにくい
- 社会的な想像力に問題がありコミュニケーションのずれに気づき
にくい - 五感のいずれかが過敏になり、感覚が偏っていることがある
- こだわりが強く、法則や規則に従って行動したがる
- 体をうまく動かすことや、細かな作業が苦手
(参照:ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)について | e-ヘルスネット(厚生労働省))
これらの特徴は学齢期に集団生活を送るようになると目立ち始めます。
「友人ができない」「先生から叱られる」などの問題が生じやすいのです。しかし知能や言語に問題がないため、大人になるまで診断を受けない人もいます。
大人になると職場で大きな問題を抱えます。ビジネスではコミュニケーション能力や、臨機応変に動く力が要されるからです。アスペルガー症候群者には、適応しづらい場面が増えるのです。
2-2.アスペルガー症候群の「あるある」
アスペルガー症候群者は、会話以外にもさまざまな困難を抱えがちです。たとえば次のような困難が、よく起こります。
<職場でのあるある>
- 上司や同僚と親密な関係を築けない
- 喜びや悔しさを仲間と共有しづらい
- マイルールにこだわり、融通が利かない
- グループワークができない
- 力を抜いてよい場面がわからず、些細な作業にも必要以上の時間をかける
- 上司や顧客との適切な距離感がわからず、失礼にあたることに気づかない
- 冗談を真に受ける
- 暗黙の了解や、明文化されないルールが理解できない
<家庭でのあるある>
- 役割分担を臨機応変にできず、忙しい人がいても手を差し出さない
- 悩みに共感できず、夫婦間の不和が生まれる
- 金銭管理ができない
- 家族がいても一人の時間を優先する
- 傷つくことを平気で言ってしまいがち
これらがアスペルガー症候群者(一部、ASD全般)によくある症状です。該当する項目が多い場合は、障がいを疑ってもよいでしょう。
2-3.アスペルガー症候群の人との会話例
アスペルガー症候群者には、「曖昧なことが理解できない」「こだわりが強い」などの特質があります。その特質が、会話が噛みあわない原因になります。以下が会話例です。
<噛み合わない会話例>
アスペルガー症候群のAさんは営業社員で、先輩のBさんと外回りにでかけました。その日の商談はうまく行かず、帰りの電車で感想を話しています。
※()内は、声に出さない心の声、または会話の流れで省かれた部分です。アスペルガー症候群の特質により、大きなずれが生じていることがわかります。
B「やっぱり今日も(商談が)うまくいかなかったか〜」
A「申し訳ありません、(最初の挨拶に)失敗しました」
B「もう一回会社で(営業プランの)見直しをかけないとダメだな」
A「(人事の)見直しですか?申し訳ありません!次からは(挨拶を)間違えませんのでお許しください!」
B「(なにを間違えないと言っているんだ?)とりあえず、君からもいくつかプランを出してくれよ」
A「転職しろってことですか?嫌です!辞めたくないです!」
B「・・・君、なに言ってるの?」
解説:Aさんは商談の冒頭で挨拶を失敗してしまい、そのことで頭がいっぱいです。Bさんの言葉も、挨拶の失敗を責めるものと捉えてしまい、一人で暴走しています。
BさんはAさんの挨拶の失敗は気にかけていません。それよりも、商談結果に責任を感じています。Aさんにも新たな営業プランの提示を依頼しているにもかかわらず、あらぬ方向に会話が飛躍し戸惑っています。
理由:「うまくいかない」と伝えるだけでは、アスペルガー症候群者は対象を理解できません。なにがどううまくいかなかったのか、明確に発言する必要があります。
また思い込みが激しく、一つの感情に囚われがちです。「自分のミスを責められている」という強い思い込みから抜け出せません。
関連記事:挨拶できない原因は発達障がい?子どもの心に寄り添い挨拶に導く方法
3.アスペルガー症候群の人はなぜ会話が続かないのか
本章では、アスペルガー症候群者はなぜ会話が続かないか、3つの理由を説明します。
- 空気を読めずニュアンスが伝わらない
- 思い込みが激しく先入観がある
- 独特の話し方で会話のキャッチボールが困難
原因を知った上で、第5章からの具体的解決策を実行しましょう。
3-1.空気を読めずニュアンスが伝わらない
アスペルガー症候群には、場の空気を読みづらい特性があります。相手の発言に曖昧な部分があると、正しく理解できないことがあります。
とくに場の雰囲気や状況の推移から「わかるだろう」「常識だろう」と判断し、言葉を省略してしまうと伝わりません。言葉の表面だけを受け取ってしまいます。
たとえば、パソコンが得意なアスペルガー症候群者に、「Cさんのパソコンの調子が悪いから、様子を見てきて」とお願いしたとします。
すると、アスペルガー症候群者はCさんの様子だけを見て、声もかけず、直すこともなく戻ってきてしまうでしょう。Cさんのパソコンの問題点を発見し修復するよう、事細かに指示を出さなければならないのです。
このようにニュアンスが伝わらないため、「言ってもわからない」「話にならない」などと判断されがちです。会話はその時点で中断され、コミュニケーションを取ろうとする人もいなくなります。
関連記事:ASDでは話し言葉での曖昧な表現は理解が困難です。
3-2.思い込みが激しく先入観がある
アスペルガー症候群者の発言は先入観にもとづいた一方的なもので、会話にずれが生じやすい状態です。
たとえばアスペルガー症候群の男性が仕事から帰ってきたら、奥様が体調不良で寝込んでいたとします。
「ごめんね、今日は頭が痛くて休みたい気分なの」
と言う奥様の言葉には、「今日は家事をあなたが行ってほしい」「できれば私のぶんの食事もつくってほしい」「子どもの迎えもお願いしたい」など、さまざまなメッセージが込められているはずです。
しかし普段奥様が家事をこなし、食事を用意し、子どもの迎えもこなしている状態なら、アスペルガー症候群の男性がそれらを「いまするべき行動」と認識するのは難しいでしょう。
結果として、
「そうなんだ。大変だね。ところで、ご飯はまだ?」
といった発言をしてしまい、奥様を怒らせてしまいます。
3-3.独特の話し方で会話のキャッチボールが困難
アスペルガー症候群者は、話し方も独特です。よくありがちなのが、
- 好きなことはスイッチが入ったように猛烈に話し始める
- 表現や話し方が独特
といった特徴です。これらもアスペルガー症候群の特性で説明できます。
3-3-1.アスペルガー症候群の人は会話内容にもこだわりがある
アスペルガー症候群者は興味があることに深くのめり込みます。
これは定型発達者と比べ感覚に偏りがあるためで、強く惹かれるものとそうでないものの差が大きくなりがちだからです。
興味のある話題は、相手の反応を気にせず話し続けることも珍しくありません。
たとえば電車に興味があるアスペルガー症候群者と旅行の話をする場合、名所やグルメの話はそっちのけで、現地の鉄道車両やダイヤの話をし続けるでしょう。
同じ興味を共有できるなら楽しい会話になりますが、そうでない場合は苦痛に感じ、話をする気になれないでしょう。
3-3-2.こだわりは言葉遣いにも現れる
アスペルガー症候群者の強いこだわりは、話し方にも現れます。
- 年下の相手にも堅苦しい敬語を使い続ける
- 四字熟語を多用したがる
など、相手からしたら聞きづらい表現も多々あります。
強いこだわりは、相手にとって不快感を与えかねません。話していて気持ちよくないため、会話を続ける気になれないこともあります。
4.アスペルガー症候群の人は雑談ができない?
アスペルガー症候群者は雑談も苦手と言われています。
雑談は場の空気を和ませるためのコミュニケーションです。そのため、共感性や臨機応変な会話力が求められます。通常の会話以上に、アスペルガー症候群者にはハードルが高いのです。
4-1.雑談はお互いに空気を読み相手の心をほぐす行為
雑談は相手の心をときほぐす行為です。
たとえば初対面の相手とビジネスを進めるとき、いきなり商談から入る人はいません。まずは雑談でお互いの警戒心をなくしてから本題に入ります。
雑談には以下の能力が求められます。
- 相手の心を読み、共感する能力
- 臨機応変に会話を進める能力
これらはアスペルガー症候群者の苦手とする分野です。
4-2.雑談ができない原因もアスペルガー症候群の特性
雑談ができないのは、アスペルガー症候群の特性が大きく影響しています。
4-2-1.共感が苦手
アスペルガー症候群者は相手の立場に立ってものを考えることが苦手です。また強い固定観念があるため、物事に対する感性も固着しがちです。
共感を求められても、なににどう共感すればいいかわかりません。共感を求められていること自体を理解できないこともあります。
「今日はポカポカして気持ちいいですね」
と挨拶されたら、
「今日は秒速8メートルの風が吹いているので不快ですよ」
と、的はずれなことを言ってしまうかもしれません。共感よりも解答を探してしまいがちです。
4-2-2.臨機応変な会話ができない
アスペルガー症候群者は臨機応変な対応も苦手な傾向にあります。決められたルールを繰り返すことを好み、イレギュラーな対応を嫌います。
雑談のように臨機応変に受け答えしなければならない会話は不向きです。
4-2-3.常識がずれていることがある
アスペルガー症候群者は感覚に偏りがあるため、常識がずれていることもあります。
たとえば、青空の日やポカポカした陽気が「気持ちいい」という感覚が、アスペルガー症候群者の常識には当てはまらない可能性があります。
常識を共有しにくい相手とは、雑談はできません。
5.【当事者】アスペルガー症候群の人が失敗しない会話術
ここまでの特性を踏まえた上で、アスペルガー症候群者が失敗しない会話術を学んでいきましょう。
- 相手の伝えたいことを正確に受け取ることを優先する
- わからないことは確認しながら理解のずれを防ぐ
- 話を聞くときも話すときも先入観を捨てる
- 一方的に主張せず相手の意見を逐一確認する
まずはアスペルガー症候群者の視点で説明します。
5-1.相手の伝えたいことを正確に受け取ることを優先する
相手の伝えたいことを正確に受け取ることに注力してください。そうすることで、あなたの誠実さが伝わります。
アスペルガー症候群者のこだわりは、自分自身に向きがちです。会話も自分本位になり、相手のことを意識できなくなります。
ぎこちない会話でも、相手の言うことに耳を傾ければ途中で話を止めることはないでしょう。
5-2.わからないことは確認しながら理解のずれを防ぐ
わからないことを随時確認しましょう。
会話では、お互いにわかっていることを前提にする場合、同じ話を避けるために主語や前提部分が省かれがちです。それがアスペルガー症候群者の混乱を生みます。
- 主語は誰か
- なんの話か
- いつの物事か
など、会話でわからないことがあればすぐに確認しましょう。そのまま放っておくと、理解のずれが広がるいっぽうです。
5-3.話を聞くときも話すときも先入観を捨てる
先入観を捨てて会話を進めます。
アスペルガー症候群者のルールは、他人には伝わらないことがほとんどです。マイルールを前提に「〇〇であるはずだ」と決めつけてしまうと、その時点で相手との認識がずれてしまいます。
会話をするときは一切のルールを捨てるつもりで相手と向きあいましょう。
5-4.一方的に主張せず相手の意見を逐一確認する
話をするときは、発言するたびに「あなたはどうですか?」と確認しましょう。
アスペルガー症候群者は、好きな話題になると相手を無視して自分の興味ばかりを主張しがちです。
相手の意見を聞くことで、度が過ぎた集中から一歩引けるようになります。
6.【周りの人】アスペルガー症候群の人と上手に会話をするため心がけること
アスペルガー症候群者の会話相手となる人の視点で説明します。
家庭や会社にアスペルガー症候群者がいる場合、特性への理解が不可欠です。
特性がわかれば「わがままな人」「話にならない」とレッテルを貼ることもなくなります。会話の違和感も受容でき、うまくコミュニケーションを取れるようになるでしょう。
ただし、会話を続けるにはいくつかのポイントを押さえなければなりません。ここではその詳細を説明します。
6-1.アスペルガー症候群を病気ではなく特性として認める
最も大切なのは、アスペルガー症候群を病気やわがままではなく、特性だと認めることです。コミュニケーションの難しさや社会性の不足は、性格や能力の問題ではなく特性です。
コミュニケーションに困難を感じても、「特性によるもの」として認めましょう。
6-2.話の真意が伝わっているか確かめながら話を進める
話をするときは、相手に直球で伝わる表現を心がけてください。
曖昧な表現や比喩表現、冗談は禁句です。その上で、会話中は話の真意が伝わっているか逐一チェックします。うまく会話が進んでいるように思えても、前提からずれている可能性もあります。
6-3.話にずれを感じたらいったん中断する
話にずれを感じたらいったん中断し、どこまで認識を共有できたか確認しましょう。言葉だけでなく文章や図表を利用するのも効果的です。
6-4.一度で伝わらない場合は別のアプローチを
努力をしても、一度で相手にうまく伝わらないこともあります。その場合は会話だけでなく、別のアプローチも考えましょう。
相手がどこかで曲解していることや、先入観やこだわりが邪魔をし、理解が追いついていないことも考えられます。
会話では伝わらないことが、メールなら伝わることもあります。コミュニケーション手段を複数用意すれば、伝わらない心配はなくなります。
7.発達障がいで困難や生きづらさを感じたら、まずは相談を
発達障がいは、病気ではなく特性です。とくにASDは医学的な治療方法が確立されていないため、できるだけ早く症状を確定させ、適切な支援を受ける必要があります。
現在の環境で困難や生きづらさを感じていても、特性にあわせた環境を整えれば、自分らしい生活を送れます。
7-1.さまざまな相談ができる発達障がい者相談支援センター
発達障がいが気になったら、まずは発達障がい者相談支援センターへの訪問をおすすめします。発達障がい者相談支援センターは都道府県や自治体単位で運営されていることが多く、発達障がい者やその家族からのさまざまな相談に無料で応じています。
相談内容に応じ、あなた専用の支援計画を作成してくれます。また医療機関や支援施設の紹介も受けられます。
7-2.子どもには心身を伸ばす「療育」がおすすめ
お子様の発達障がいに悩んでいる場合は、発達障がい者相談支援センターや児童発達支援センターに相談します。
児童発達支援センターは、地域の障がい児支援の拠点施設です。未就学児向けに療育を提供しています。小学生〜高校生は地域の放課後等デイサービスが療育の役割を担います。
療育とは子どもたちの心身を伸ばすために行われる、医療的・教育的支援です。運動や創作など、個性に応じた支援が行われます。
会話や言語発達に問題を抱えている場合、対応できる施設を根気強く探すと良いでしょう。言語聴覚療法を実施できる施設であれば、成長と改善を期待できます。
8.子ども達のコミュニケーション能力やことばの力を引き出す、こどもプラスの療育
私たちこどもプラスも、未就学児向けの児童発達支援と小学生〜高校生向けの放課後等デイサービスで、障がいのある子どもたちを支えています。
8-1.社会性やコミュニケーション能力を獲得できる運動療育
こどもプラスの最大の特徴は、脳科学に裏付けられた運動療育の提供です。遊びながら身体を動かす「運動遊び」をとおし、日常生活に必要な身体機能や、集団生活への適応力、手指の巧緻性などを育成します。
運動療育は発達障がいの子どもたちへの高い効果が実証されています。全国190の教室で子どもたちの心身を育成し、高く評価されています。
こどもプラスの運動療育を詳しく知りたい方は「注目される運動療育!療育の軸としての柳沢運動プログラム」をご覧ください。
8-2.ことばの問題には言語聴覚療法が有効
こどもプラスは運動療育を中心に、個性に応じたさまざまなコンテンツを提供できる強みがあります。
会話やことばの発達に問題を抱えている場合は、「ことばのトレーニング」で言語聴覚療法士監修の療育が受けられます。ことばを明瞭に話せるようになり、コミュニケーションも良好になります。
関連記事:ASDでは文字が読めても会話が成り立たないことがあり支援が必要です。
さいごに
アスペルガー症候群者には、コミュニケーションがうまくとれない特性があります。
アスペルガー症候群者と周囲の人が、ともに特性を理解し行動することで問題解決を図れます。特性に配慮すれば、良好なコミュニケーションも難しくありません。
アスペルガー症候群が気になる場合は、発達障がい者相談支援センターや児童発達支援センターに相談しましょう。特性にあった環境を整え、適切な支援を受けることで、症状は改善します。
私たちこどもプラスも、児童発達支援、放課後等デイサービス事業をとおし、障がいを持つ子どもたちを支援しています。運動療育や言語聴覚療法により、多数の会話が苦手な子どもたちの症状を改善に導いてきました。
子ども達は皆見違えるように成長していきます。それは何よりも本人の生きやすさにつながります。
なお、放課後等デイサービスにはフランチャイズ事業として関われます。発達障がいに悩む子ども達を支援する教室を、フランチャイズで始めてみませんか?
ご興味のある人はお問い合わせページよりお気軽にご相談ください。